裏付けのある伝え方
家のリフォームをするにあたって、
コーディネーターの方と
何度か打合せをする機会があった。
限られた少ない予算で「あれもしたいこれもしたい」と
わがまま言い放題だったが、
結果的には予算内で満足できる内容で仕上げてくれた。
最初は完全に予算オーバーだったが、
コーディネーターの方は
いつの間にか私を納得させるように
予算内に軌道修正をしてくれていた。
どうやって自分が納得していったのか振り返ってみると、
この方が全ての内容に
必ず理由やデータをつけてくれていたことに気づいた。
壁紙の質感だったり床だったり、
希望に対して感覚で答えるのではなく、
実例を見せたり過去に経験した話、
あるいは様々なデータを
打合せで必ず提示してくれていた。
1つも「この方がいいんじゃないですか?」というような
感覚的な回答がなかったので、
結果的に信頼し、納得できたのだと思う。
自分の仕事の中でも、
つい感覚で答えたりしてしまうケースが少なからずあり、
薄く感じられてしまったり、
逆に不安を煽ったりしてしまうこともある。
自分自身、話す相手に対してもっと信頼感を得ていけるよう
常に答えに対する理由づけをしっかりしたいと思った。
h.s