メジャー・マニアック

テレビ朝日の演出・プロデューサー加地倫三さんの言葉。 彼は、日本PTA全国協議会が選ぶ、「子供に見せたくない番組」で
5年連続1位を記録している『ロンドンハーツ』や、業界視聴率No1
と言われる『アメトーーク!』などを手掛けている。
『アメトーーク!』については、先ごろ、放送批評懇談会主催の
「ギャラクシー賞」1月度の月間賞を獲得した。この賞はドラマ、
報道番組が主で、バラエティ番組が獲得するは極めて異例とのこと。 『アメトーーク!』は23時台という深夜帯ながら、人気の番組。
その番組制作において、彼は「メジャー・マニアック」という考えを持っている。 以下、加地さんの言葉を引用。
「マニアックな視聴者が観るだけでは結果が出ない。そうではない方が
入りやすいように、パッケージとしてポップな印象を大事にしています。
でも、中身はこんなにマニアック。
僕は“メジャー・マニアック”と言っているんですけど。
マニアックなものこそメジャーに魅せないといけないんです」 僕自身、提案にあたって、今までにないもの、新しいアイデアを
求められることが多い。 そうすると、どうしてもアイデアがマニアックな方向へと進みがちになる。
ただし、マニアックすぎると、クライアントには受け入れられないことも
多くなる。クライアント以前に、社内にもなかなか伝わらず、
理解してもらえないこともある。
そこで、この「メジャー・マニアック」という考え方。 中身はマニアックだったり、斬新だったりするけど、間口は広く、
安心感のあるものを、ということを考えて企画を作っていきたいと思った。 e.m