俳句をひねるように

精神科医の香山リカが書いた「なぜ日本人は劣化したか」の冒頭に
文字、言葉に対して弱くなっている事例が出ている。
新聞の文字数は減っていく傾向にあり、
ひと息で読める文章も、昔は800字と言われていたが、今は200字。
新聞読まないで携帯やPCですませる人もどんどん増えている。
ゲームではRPGは人気が落ち、脳トレなどすぐ結果が出るものが流行る。
じっくり考える、時間をかけて結論を導く、のも苦手の傾向があるようだ。
読んで理解させるより、見て感じてもらうような提案が受け入れられるのだろう。
売り場に「場面提案」をという今年のテーマについて、
これまではメーカー(モノ)主導でなく
流通(売り場)主導の提案をという視点からだけでみていた。
しかし、実は消費者の変化に対応するためにこそ
場面提案が必要とされているのかもしれない。
短い言葉でシーンを描く、そんな場面提案手法は、俳句づくりに似ている。
俳句を考えるときの頭の使い方は、
商品と場面を結びつけて、いろいろな角度でスライスする時と似ていると思う。
いい場面提案をするためには頭を「劣化」させている場合ではない。
俳句をひねるように売り場に「場面」を描いていきたいと思う。
i.y