
時代に合わせたパッケージ
ベビー用品専門店のアカチャンホンポで売っているPBのおしりふきについて紹介します。
私含め、お子さんのいない家庭では縁遠いと思いますが、
(アカチャンホンポ自体も、私も赤ちゃん関連商材の仕事をするようになって初めていきました)
日々オムツ替えをする人には”おしりふき”は必須アイテムだと思います。
そんなアカチャンホンポで売られていたおしりふきのパッケージにあった表記が、
削除されることになったそうです。
その表記が、
「アカチャンホンポは全国のお母さんを応援します。」
というものでした。
ある1人の母親が、なぜお母さんがおむつを替えることが前提になっているのだろう?
という疑問をもったことから、アカチャンホンポへ表記を変更してほしいとメールを送り、
かつインターネットの署名活動までされたそうです。
署名は一ヶ月で5000人を超えたところで、アカチャンホンポから、
表記を削除することになった、と連絡があったとのこと。
その商品自体はもともと、意見を寄せてくれた母親の声を元に、
2006年に作られたため、特に偏見の意図はなかったが、
ずっと見直されないまま、 10年経った今になって問題になったようです。
前に流行った「イクメン」という言葉すら、
育児を手分けするのは当たり前、と死語になってしまうくらい価値観が変わっていくなかで、
パッケージ等、ずっと残っていくものを作るとき、
一言の少しの配慮が大切になってくるなと感じました。
そしてアカチャンホンポでも、連絡があった時点で社内共有をし、
検討していたことで1ヶ月後には削除判断をした、という迅速な対応となったそうです。
企業側がかなり迅速な対応を取ったために逆にいい印象を残した、というのが
営業として、日々の判断や対応で参考になるなと思いました。
H.I