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ユーザー視点の商品開発




ダイキン工業が今年の3月に
家庭用エアコンの新商品「risora(リソラ)」発売します。

この商品開発の視点がとても面白かったのでご紹介します。

今までの家庭用エアコンは、製品開発の際、
「性能を分かりやすく説明する」ことを重視していたため、
ユーザーが暮らす空間やインテリアといった視点を後回しにしていました。

今回の「risora(リソラ)」は、
白がほとんどのエアコン市場に向けて、
今まではあまり使っていない色を採用したことが話題となっています。

なぜ、白以外の色味を採用したかというと、
多様化するユーザーのインテリアのニーズに
応えることを重視して商品開発を実施したからだそうです。

そのために「ユーザーは家の中でどのように暮らしているか」を徹底調査し、
「集中」「リラックス」「楽しむ」という3つのキーワードを抽出。
それに合わせ、計7色を選択しています。

「集中」は仕事や勉強など、部屋の中で集中したい人向け
 …ラインホワイト、ブラックウッド

「リラックス」は部屋に帰ってリラックスしたい人向け
 …ファブリックホワイト、グレイッシュブラウンメタリック、フォレストグリーン

「楽しむ」はパーティーやゲームなどで楽しみたい人向け
 …ツイルゴールド、ソライロ

各色に合わせ、繊細な表面加工も施しています。

性能だけでなく、ユーザーが部屋でどう過ごすかという「体験」を絡めることができるので
販売店からも、ユーザーに提案しやすいという声が挙がっているそうです。

自分たちの仕事でも、好き嫌いとか、キレイだからとか、
目立つからとかといった理由だけではなく、
それがどう見られ、どう使われ、どう感じられるかという、
常にユーザー視点に立って考えることを忘れてはいけないなと思いました。


●家庭用エアコンの新製品「risora(リソラ)」
http://www.daikinaircon.com/risora/index.html?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=risora


M.Y