
先を見据えて土台を作ること
私がファンである『横浜ベイスターズ』のお話です。
野球人気はテレビでの放映も徐々に減っていったことも有り、
世間の方々には落ちたと思われていることでしょう。
しかし、そんな思いとは裏腹に今年、プロ野球(セリーグ)の 観客動員数が過去最高を記録したのです!http://npb.jp/statistics/2017/attendance.html
私が応援する横浜ベイスターズも
1998年の優勝をピークに観客動員数も減っていき、
個人的にはいつでも安定して野球観戦できる状況が
ありがたかったのですが、経営的には赤字状態。
ついには2012年に親会社がTBSからDeNAへと変わりました。
当初は若い会社である“DeNA”が、球団名として入ることに 抵抗も有り、大丈夫かと穿った見方をしていましたが、
マーケティングに基づいた戦略で年々ファンは増加。
今ではふらっと見に行くことのできない人気球団となりました。
その取り組みとしてTVで“観る”野球から、 球場で“観戦する”野球にシフトしたことが あげられます。
近隣の子どもに対してグッズをプレゼント→親と一緒に観戦。
往年の選手を銘打ったレジェンドデー→昔のファンの再来場。
毎年違った限定ユニホームを配布→とにかく欲しい。
と、来てもらうための施策を毎日のように行っていて、
球場周りでも開催日には屋台が立ち並び、
お祭りのような雰囲気を作っていることも
球場に行ってみたくなる大きなポイントだと思います。
数年前から各球団がそういった地域全体の盛り上げを
主においた球団運営を行っていることが、
今回の過去最高動員数を記録した背景にあると思います。
目先のことだけでなく、先を見据えての土台作りが
大事なのだなと改めて思いました。
K.S