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意思疎通の大切さ

先日、小学校から付き合いのある親友と
メールでやりとりしていたときの話。 その彼からちょっとした制作物のデザインを頼まれたのですが、
日々の忙しさに加えて付き合いも古くツーカーな仲だけに、
大して内容を聞かずに軽く引き受けただけで話を終了しました。
ところが、後日デザインを見せつつきちんと話をしてみたら
彼の意図していたことと僕の認識がだいぶズレていて、
親しき仲にもなんとやら…いい加減だったと
反省することとなってしまいました。
(ちゃんと意思疎通してやり直した後のデザインはすぐ気に入ってもらえました。) この一件をきっかけに、意思疎通の大切さについて
仕事の場面に置き換えて考えてみました。

クライアントからオリエンを受けてのプレゼンで例えると、
いくら頑張って時間も労力もかけて用意したとしても、
いくら派手にパフォーマンスしたとしても、
クライアントの意図をきちんと汲めていなければ
まったく意味を成さないのは当たり前です。
意図をきちんと汲むということは、
簡単なようで実は大変難しいことだと思います。
また、オリエンの話を一語一句漏らさず書き留めたとしても、
それが全てではない場合もあります。
表面上の話だけではなく、
「どう思ってそう話しているのか」を探ることはとても重要です。
相手の話の端々に、あるいは合間に見え隠れする“行間の意図”を
いかに感じ取って相手の考え・目的をいかに理解できるか。
意図をきちんと理解できると、
ただ単にオーダー通りのものを用意するだけではなくて、
相手の目的を達成するために “気の利いたもの”や“より効果的なもの”を
用意できるのではないかと思います。
競合各社が同じオリエンを受け、 それぞれに答えを用意してくる中で
そういった“気の利いた”パフォーマンスができることは
大きな強みとなるでしょうし、何よりクライアントからの信頼を得る
大きな力になると信じています。
また社内スタッフとのやりとりでも意思疎通は大事です。
スタッフ間でも同じように相手の考えをよく理解し合って
同じベクトルを向いて臨めると、個人の頑張りだけではなし得ない
会社としての大きな力が生まれるのではないでしょうか。
日々忙しいですが、よりよい仕事を目指すためにも
そういったことを大切にしていきたいと改めて思いました。
s.t