多神教国家とキャラ好き

日本では今仏像ブームである。
先日まで開催されていた「阿修羅展」には90万人以上の来場があり
(通常は多くて10万人程度)、また特集を組んだブルータスは
11万部発行というように大きな反響を呼んでいる。 いつも行く美容院の美容師さんは、 会場で阿修羅を見て自然と涙が出てきてしまったそうだ。 このブームは何かと考えてみるに、もちろん今の経済の不安定さや
心の病などが考えられるが、もっと根底にある要素として
「日本人の偶像を思う心」が挙げられると気づいた。 日本人にはもともと、仮面ライダーやカールおじさん、無類のアイドル好きと
アニメやキャラクター、アイドルを心理的に追い求める心の動きがある。
これは歴史的に見て、日本人の多神教の宗教心、仏像好きがあっての
現代への流れになっているように思う。 特に日本は多神教国家であり、様々なキャラクター登場人物(神)が活躍する 神話を大切にしてきた国民だ。一神教国家とは明らかに異なる宗教心を持つ。
その延長線上に成立する仏像崇拝は、他の仏教国とも違う日本独自であると言える。 日本独自の偶像を大切にし、たくさんの登場人物の出てくる物語を愛する心が、 企業、商品キャラクターやせんとくんなど公共キャラクター、 果てはべた付けプレミアムにフィギュアを用いたプロモーション等
自分たちの身近な経済・仕事に繋がっているように思った。 ちなみに阿修羅展で2980円販売した海洋堂制作の阿修羅フィギュアは、1か月もたたずに完売し、現在は60000円以上でネット上で売り買いされているという。 仏像が熱い! i.y