
デザインが為せること・成すべきこと
日頃の暮らしの中で目にすることも多いので、そのマークや存在はきっと
みなさんご存知であろう、
「グッドデザイン賞」のお話。
蛇足かもしれませんが、一応押さえておくと
「グッドデザイン賞は、デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動です。(中略)
製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られます。
かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、
その質を評価・顕彰しています。」
(公式 https://www.g-mark.org/about/より)
世の中では日々多くのグッドデザインが生み出されており、
去る2021年も、多くの受賞対象がありました。
それらが一堂に会すエキシビション「GOOD DESIGN SHOW 2021」が昨年末に催されていたので、
会場に足を運んできました。
日常で手にするようなとっても身近なものだけど、誰もがなんとなく感じている不便さを
デザインの視点から見事に解決しているものだったり、
世の中全体が共通して抱える社会問題に対して、デザインを切り口に解決策を見つけている壮大なものだったり。
カタチも規模もジャンルも本当に多種多様でまったくバラバラの「デザイン」たちが集まっているわけですが、
そこから感じるのは共通のバイブレーション。
デザインの力で、世の中を少しでも豊にしたい。社会問題を少しでも解決に近づけたい。
そんな、デザインの力を信じ力強く向き合った人々の心の結晶のような空間に感じました。
「デザイン」というものが、いまこの世の中でどういったことに向き合い
どんなソリューションを生み出しているのか、
その最前線を感じながら、「デザイン」が為すべきこととは、成せることとは、などと
改めて思いを馳せた体験でした。
社会の中で「デザイン」に求められる価値も、どんどん変わってきています。
自分の仕事においても、そんな潮流を受け止め応えていけるデザインでお役に立っていけるようでありたいと
より思いを強くする今日この頃です。
参考リンク
(GOOD DESIGN SHOW 2021特設サイト)
https://archive.g-mark.org/gds2021/
(受賞一覧)
https://www.g-mark.org/award/
T.S