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何を価値と捉えるか

1/15の日経MJの1面にこんな記事がありました。

「フォロワー数で値段が変わる美容院」

いまのソーシャルメディアの特性と心理を活かした
ビジネスモデルだなと思いましたので、紹介します。


どういった内容かといいますと、
お客様のTwitterのフォロワー数によって、

<フォロワー1万人未満の場合>
カット・パーマ・カラー 各1万円

<フォロワー1万人以上の場合>
フォロワー数と同じ金額が付与される(3万人の場合→3万円付与)
また、無料でサービスが受けられる
※ただし、利用したことをツイートすることが条件。

と、価格が変化する美容院なのです。


こんなことしてたら、経営が破綻しちゃうんじゃ?!
と思う方もいるのではないでしょうか。

ですがこの美容院、昨年10月は赤字でしたが、
12月には約1,000万円と売り上げを伸ばしています。

つまり、フォロワー1万未満の顧客も多く来店しているということです。
(しかも、カットやカラーに各1万って高いのに、、、)


なぜ、高いお金を支払ってでも行きたいと思うのでしょうか?



それは、

「ネットでは手に入らない情報が手に入る」

そんな「情報」に価値を見出しているからだとしています。

(もちろん、こちらの美容師さんの技術もありきでのお話ですが。)



フォロワー数が多い人にとってメリットがあることにより、
こちらのお店には、YouTuberやタレント、
有名企業の経営者なども多く来店しています。

これらの人を広告塔としてたてるだけでなく、
この人たちから得た情報を、顧客に提供しているのです。


一例として、、、
某有名企業の役員の方が来店したときに、
「就職活動の話をしました」とつぶやくと、
その話を聞きたいと思った学生達200人以上が訪れたそうです。


こうして希少な情報を提供し続けることで、
そこに価値を見出した人たちが続々と来店している。

情報過多な現代だからこそ、
自分が望む情報を手に入れたいという
能動的な行動の高まりを上手く活用しているなと思いました。



さらに、こちらの美容院、
12月からは仮想通貨で支払いができるようになったそうです。
話題性にもしっかり乗っかって、すごいですよね。


とてつもなく髪がボサボサなので、
フォロワー数40人のわたしも近いうちに行ってみたいと思います。


H.Y