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ポイントと引き換えの企業財産

皆さんはポイントカードを何枚持っているでしょうか?
私は元々、普段よく行くお店のポイントカードしか
持っていませんでした。
しかし最近では色々なお店で
提示を求められるようになったので、
主にコンビニでの買い物でポイントが貯まる
ポイントカードを2種類作りました。
それにより、私が買い物をするお店は
だいたい網羅されるようになり、
買い物をするたびに
何かしらのポイントが貯まるようになりました。


そんなポイントカードについてですが、
今月号の『販促会議』では
“ID-POS”を使ったトライアルが紹介されています。
“ID-POS ”とは、誰が・いつ・何を買ったかという情報を
集めることができる仕組みです。
例えば、新商品を発売した時、
発売からどれくらい経った時期に初めて購入し、
2回目の購入はいつ頃といったことが分かったりします。
他にも、ある消費者はビールと一緒に
いつも唐揚げを購入するというような
ターゲットごとの特定商品のセット購入率を知ることも
できるようになります。
こういう情報を店頭プロモーションの現場で活用すると、
トライアル向けの施策からリピート向けの施策へ
移行するタイミングを図ったり、
関連販売の施策が検討できたりします。
ポイントカードの普及によって
具体的な情報収集が容易になり、
ターゲットに対してどんな施策が有効かを
広く、そしてピンポイントで知ることが
可能となりました。
今、私が所有している3枚のカードは、
それそれのカード会社で
情報が管理されているものですが、
もしすべてのカードが一括で
情報管理されるようになれば
カードからの情報を元にして
より多くの施策が組まれるのではないでしょうか。
買い物をするたびにポイントが付く
消費者にとって嬉しい特典。
ポイントと引き換えに、
企業は情報という貴重な財産を
しっかり、より効果的に得ていることに
改めて気づかされました。
i.y