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3.11の出来事

忌わしい震災から1年が経ちました。
週末にかけて連日放送されていた特番で
気が滅入ってしまい、
日曜日は気晴らしを兼ねて家族と外出していました。

14時46分、その時は訪れました。
ちょうど家族でミニSLに乗ったタイミングでしたが、
SLは時間に合わせて止まり、
皆で黙とうをささげました。
その際、スタッフの対応がとても素晴らしく、
とても印象に残っています。
ぼくらの乗った車両には
様々な年齢の方が乗車していて、
スタッフは1人ひとりにSLが止まった経緯を
しっかり説明していました。
しかも、年齢に合わせて言い回しを
微妙に変えるなどして
皆が少しでも理解しやすいように話していたのです。
乗客は20名ほど(ほとんどが子供)いましたが、
3名のスタッフが連携してスムーズに伝えていたからか
騒ぎ出したりする子供もいませんでした。
黙とうの間は本当に時間が止まったかのようでした。
我が家の2歳になる息子も、
スタッフの言葉を理解したかのように
一生懸命目を閉じていました。
おそらく来場者への対応準備は事前にあったはずです。
しかし、何よりスタッフの伝えようとする気持ちが
あったからこそ伝えたい内容が
相手に届いたのだと思います。
でなければ、子供たちも状況を察したような行動は
取らなかったはずです。
人と話す際、説明能力やスピーチ力が
有効に働くことは多々ありますが、
時として気持ちを込めて伝えようとする熱意や、
相手に合わせて話をしようとする
気づかいがなければ、相手に伝わらない場面もあると
改めて気づかされた出来事でした。 p.s.今回の震災で傷ついた皆さまにお見舞いを申し上げ、
本当に少しでも早い復興と心の安らぎを強く祈ります。
h.s