
「シェア」を上手く使って商品だけでなく業界も活性化
いまの時代、様々なサブスクのサービスが存在していますが、
その中でもオーソドックスな音楽配信のサブスクについてのお話をしたいと思います。
去年の年末ごろ、TwitterやInstagramのストーリー上で、「あなたの2019年まとめ」
という名のその人が1年間でよく聴いたアーティストのランキングみたいなものを
シェアしている人を多くみかけました。
どうやら、音楽配信サービスSpotifyの機能らしいです。
これを、一般の方はもちろん、アーティストの方がシェアしていたりしていました。
一般の方がアーティストのマネをしてランキングをシェアすることで
シェアの連鎖が起こったりもするのかな、なんて想像もしました。
シェアされることで、友達が今、何にハマっているのか
周りの人は何をよく聴いていて、何が流行りなのか
など、それを追うだけでも面白いですが、
アーティストの方がランキングを発信することで、
そのアーティストが1年間どういった方向性でどこを目指して
曲を作っていたのかなどの背景を知ることもできるので
シンプルでありながら、なかなか面白い機能だと個人的に思いました。
一般の方がランキングで紹介したアーティストは自然とSNSへ露出され
嫌らしくない形で宣伝されます。
これを、アーティストが紹介するとより高い宣伝効果になったり
いろいろ考えさせられます。
また、当たり前ですが、
好きなアーティストが、シェアの機能によってSpotifyを使っている
ということが広がっていけばそれだけでSpotify自体の宣伝にもなります。
これらは音楽業界そのものの活性化にもつながる仕組みではないでしょうか。
1年間の締めくくりならではの楽しさやイベント感がありつつ
シンプルだけどしっかり宣伝としても効果を発揮するこの機能は、
プロモーションを考える上で、参考になると感じました。
J.I