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「リアルだからこその喜び」を少しでも可能に。

コロナ禍のなか、外出の範囲や外での過ごし方など、
皆さんそれぞれに対策など気にされながらと思います。

我が家は依然、家族(特に娘と一緒に)では人が多く密集するところへは、
買い物等最小限にしか行かないようにしていたり、
外食は(このところまた感染拡大傾向なのもあり)絶対しない、
そしてとにかくこまめな手洗い・除菌・・・と、依然としてだいぶ慎重な
生活を続けております。

細かい対策のしかたなどはそれぞれ差はあれど、
終わりの見えないこの現状に、世の中全体がコロナで疲弊しているのを
感じます。

ディスタンスを強いられる暮らしとなったことでリモートでの
コミュニケーションやデジタル技術を活用したサービスなどが加速度的に拡がり、
またそれがニューノーマルとなることで我々のような業種もデジタルシフトが
必要になっているのは、皆さんも感じておられると思いますし
会社でも以前から重要課題と位置付けられていることで、
コロナ云々を除いても大事なことですが一方で最近思うのが、
このコロナ禍でやむなく、の形であり、言わば、望んで成ったのではない
ニューノーマルの形にコロナそのもの以上に、社会が疲弊しきっているな、と。

昨年、家族で屋外レジャーに行った時のこと、その途中で、県内にある
ちょっとした史跡に立ち寄りました。
もう自分が子どもの頃、小学校にあがる前に親に連れられて行った以来
ぐらいに訪れたのですが
なんにもなかった当時よりも観光地っぽく、お土産売場や
入場窓口(当時は入場料なんてなかった!)なんて出来ていて、
地元も頑張ってるんだなー、なんて思いつつブラブラとしていたのですが
そこで働く皆さんが、来訪客をすごーく、本当に嬉しそうにウェルカム
されている姿がとても印象的で。
また来ている他のお客さんたちもそれぞれに、笑顔で楽しんでおられて。
前述したニューノーマルの中での暮らしと、このときの皆が羽を伸ばして
生き生きとしているような光景がすごく対照的に思えました。

恐らく今後まだまだ、このニューノーマルは社会の試行錯誤とともに
形を変えながら続いていくと思いますが、
一方ではその暮らしを通して、従来当たり前にできていた、ゼロディスタンスで
触れられること、対面でできること
リモートやバーチャルでなく、リアルで感じられるプレジャー。
そこへの憧憬も日に日に大きくなっていくんじゃないかな、などと思ったりします。
人々の願いも本来はそちらにあると。

だからといってこれまでと変わらぬ形というわけにはいきませんが、
そんな中でもどうにか、そんな「リアルだからこその喜び」を少しでも
可能にできたらな、と。

即ち、人々のよろこびに繋がること=人のためになるところにこそニーズが
生まれる、とも思うので
それこそ我々の会社が長らく培ってきたリアルが主のノウハウが活きる
ところもあるのではないかと考えています。

世の潮流にアジャストしていく、デジタルの軸も持ちながら、
このニューノーマルの中でもリアルだからこそのメリットを享受できる術など
我々なりのなにかできる形ってないものか、模索していけたらよいな、
などと思います。

T.S