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ブランディングは働く人のマインドにも作用する

ファミリーマートのPBブランドが最近リブランディングされました。
ニュースにも取り上げられていたこともあり、ご存じの方も多いかも しれません。
リブランディングの背景を知っていく過程の中で、
とても参考 になることや気づきがありました。

ファミリーマートのPBとしては「お母さん食堂」が比較的よく知られて
いましたが、「ファミリーマートコレクション」というネーミングの
商品群もあったようです。今回のリブランディングでは、
それら複数のPBブランドを、「ファミマル」という統一ブランドに
集約させ、他社コンビニとの差別化を図れるアイテムとして、
強化する狙いがあったようです。

「ファミマル」ブランドの特設サイトの見せ方も凝っていて、
ブランド名やパッケージについて、いわゆるレギュレーションのような
体裁でブランドの紹介を見せていたり、ブランドとしてのこだわりの
発信も工夫されていて面白いですね。

広告では「負けていたのは、イメージでした。」というコピーで
競合コンビニとPBハンバーグについての試食調査結果を掲載した
新聞広告を展開していました。食べる前と食べた後のイメージと実際の
回答から、おいしさや品質の訴求を発信していて、いわゆる比較広告的な
攻めの大胆なやり方をしていました。

これら一連のクリエイティブについて、実際の制作スタッフの方の関連記事
を読むと、ブランドとしての品質をしっかりと一般の消費者に打ち出すこと
とあわせて、
このメッセージによって、自社で働く方に対して、自分たちの
作っている・売っている商品への誇りや自信にもつながる作用も狙っての
プランニングということでした。

コンビニにとってPBは、自社の品質を打ち出すメインアイテムとなりつつ
あるだけに、自社スタッフへの影響というものは大きく、そこをしっかり
考えてのメッセージやクリエイティブ開発は、とても参考になりますし、
ブランディングの深さと面白さを改めて考えました。確かに、
商品を実際に作っている方、販売する方へのマインドを高めることで
品質の底力も高まるのだと思います。

我々もブランディングの案件を扱うことも多くなりましたし、
プロモーションにもブランディングを常に意識しています。
一般消費者への商品の認知や購買促進はもとより、
商品に関わる営業の方や開発の方へのプラスの影響も考えた、プランニングや
プロデュースを心がけることで、更にいい効果をもたらす提案につなげる
ことができるのかなと、思います。

T.K