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身近なところで出会ったインサイトマーケティング

先日1歳の子供の靴を買いに行きました。
うちの子は甲高なのか幅が広いのか、足のサイズぴったりの靴を買うときつくて歩きたがりません。
そんな相談を店員さんにしている時、退屈になった子供が泣き出しました。
すると突然、店員さんが「バイバーイ」と手を振りました。バイバイ好きなうちの子は大喜び。
その後はスムーズに相談&買い物ができました。

おそらく店員さんは私と話しながら子供を観察していて
・一歳くらいの子
・この年の子は人見知りしがち
・自分が構ってもらえず飽きてきている
・早くこの場から離れたいと思っている
といったこと事を推測し、
このくらいの年齢の子が好きであろう「バイバイ」をしてくれたのだと思います。
この時は「泣き止ませてくれてありがとう」という気持ちでいっぱいでしたが
改めて店員さんの行動を振り返ってみると1歳相手に完璧な対応ですごい!と感動。
最近マーケティングの世界でいわれる“消費者インサイトを掴む”とは
こういう事なのかなと思い、調べてみました。

『インサイト』とは、“消費者の心の奥底にある本人も自覚できてないもののコト”
だからアンケートからはインサイトとなる言葉は出てきません。
観察・情報収集・仮説を立てる・客観的に考える・深く考えるといった洞察を行い
そこから自分で想像して創り上げてインサイトになります。
そして答えはいろいろ考えられますが最適解を見つけることが1番大切。
最適解に近づくほど消費者の心を掴み、大きな反響が生まれます。

まさに店員さんの「バイバイ」は私の子にとって最適解でした。
実は買い物中も売り場を離れる時もうちの子は店員さんにニコニコ笑顔。
(普段は知らない人にはしかめっ面です。)
あの一瞬のバイバイ効果で好きな人認定したようです。
最適解からファン化現象が起こっていました。

私も洞察力をもっと鍛えてインサイトをもっと掴んだ企画ができるようになりたいです。
そして企画したものを実施した際に、
私がお店で感じた「ピタッとハマってすごい!」
という感動を世の中の人にも感じてもらえたら嬉しいなと思いました。

F.S