
人間の創造性と気づきとテクノロジー
近頃、自分とは異なる年代やコミュニティの方々と
接する機会が増えてきました。
「最近こんな話をよく見聞きませんか」といった話題で
お互いがキョトンとすることが多くて驚きました。
いわゆるジェネレーションギャップも勿論あるとは思いますが
単にそれだけではなく、上の世代や同世代も含めて
「個々の属性に最適化された情報に自分達が取り囲まれている」
ことによる現象ではないかと感じます。
自分の好きな物事に関する情報や属性により薦められた情報に囲まれて
それを深く深く掘り下げて日々を過ごしているうちに
他人の視点や価値観に共感できにくくなったり
ひいては人類全体の想像力が失われていってしまうのではないか
という危機感を感じます。
やがて時代の振り戻しによって
機械にはできない創造性や人間性への回帰が求められる
その時に切り札になるのはやはり「想像力」だったり「気づき」なんじゃないかと思います。
「無駄なく効率よく最適な方法で最短距離の正解を求める」といった
現代のマーケティング手法がスタンダードで中心的なのは疑いの余地もないですが
技術や手法に使われるのではなく、それらを使いこなす想像力を持っていたいと思います。
自分としても
新しいテクノロジーを理解し積極的に使いこなしつつも
プライベートでも偶然の出会いやきっかけを大切にし
「これはAIでは絶対お勧めしてこないだろう!」といった
今までまったく縁がないものに
なるべくチャレンジしたいと思うこの頃です。
T.Y